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2021 / 11 / 10  20:28

☆職員研修☆

☆職員研修☆

先日、園だよりでお伝えしたように12月10日(金)に外部の有識者にお越しいただき、保育についてアドバイスをいただく、

公開保育を行います。公開日だけではなく、その前後の過程が大切で、これは、運動会や発表会などの子どもたちの行事と同じです。

つまり、自分たちで保育者としての姿を見取ったり、課題を見つけたり、話し合ったり、試行錯誤したり、新しいものにチャレンジしたり…。

その過程の中で成長を重ねていくものだと考えています。

行事も公開保育も、出来ればあまり準備をせず、普段の延長線上のありのままの姿を見ていただきたいものです。

見栄えだけを気にして作りこむと、疲れだけが残ってしまうので、準備は程々に、またやりたい!と前向きなものになるようにと願っています。

今回私たちが行う公開保育は、全日本私立幼稚園幼児教育研究機構のECEQに基づいて5つのSTEP(段階)を踏んで行います。

◎STEP1
事前訪問
方針・方向性の確認
トップリーダー層からの
聞き取り、方向性等の確認

◎STEP2
事前研修
自分たちだけでの材料集め
自園の良さや課題を見つけ、
園内で共有する

STEP3
◎準備
「問い」を立てる
実施園が公開保育の参加者へ
課題意識を自己開示し、同じ
目線で話し合うための仕掛け作り

◎STEP4
公開保育当日
外部の人から材料をもらう
自己開示と
フィードバック

◎STEP5
事後研修
集めた材料をどう料理するか 
フィードバックを検証する

以上の5つのSTEPをコーディネーターの有識者がサポートしながら、丁寧に進めて行きます。

 

公開保育当日はSTEP4になりますが、先日STEP1を終え、公開保育を経て自分たちが目指したい姿の方向性を以下の3つにまとめました。

①保育者の子ども理解の力が高まる。
 → 一人一人を深く&集団を広く捉える
②保育者が子どもの姿に応じて対話的・応答
 的にかかわる。そのスキルや判断力が高まる。
③保育者同士の共通理解・共有
 → 保育者間の同僚性が高まり
   学び合い・支え合うチームの中で
   個が自信をつけ、多様性を生かせる

そして、その為に自分たちの“今”を知り、共有するSTEP2の園内研修を本日行いました。

STEP2②.jpg

ワークショップを行い、お互いのことを知ったり、園の良いところ探しをしたり、課題や解決方法を話し合ったり…。

職員室でも毎日色々な話しをしていますが、こんなに掘り下げてじっくり話し合うのは、実は初めてだったのではないでしょうか。

相手の気持ちを知ったり、自分の気持ちを伝えたり、3時間半の時間が短く感じる程有意義な時間を過ごし、明日からの子どもたちを見る視点や職員室での会話が変わるだろうなと感じた1日でした。

公開保育当日は午前保育や、預かりがないなど、保護者の皆様にもご協力いただくことが多くありますが、【現状維持は後退】のモットーのもと、保育をより良いものにするために、学びを深めるいい機会にさせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。

園長